鼠径ヘルニア(脱腸)について
鼠径ヘルニアは、お腹の中の腸などが足のつけ根にある袋のような通り道に入りこんで、足のつけ根や陰嚢(いんのう)がふくらむ病気です。赤ちゃんのころ、お腹の中には小さな袋のような通り道があり、ふつうは生まれる前後に自然と閉じますが、この通り道が閉じずに残ると腸などが入りこんでしまうことがあります。
多くの場合は自然に治ることはなく、手術で治す必要があります。ただし、手術を行えばしっかり治すことができる病気です。
受診の目安
- 泣いたときや立ったときに足のつけ根や陰嚢がふくらむ
- ふくらんだ部分が痛む
ご家庭でできること
- 無理に押し込まず、落ち着いて観察しましょう
- ふくらみが出たときの様子を写真や動画で記録し、受診時に見せていただくと診断に役立ちます
- ふくらみが戻らず、痛みや嘔吐がある場合はすぐに医療機関を受診してください
そのままにした場合に起こりうること
- 腸が袋の中で締めつけられて戻らなくなる(嵌頓)ことがあります
- 嵌頓が続くと腸の血流が悪くなり、緊急手術が必要になることがあります
当院でできること
診察により状態を確認し、緊急性の有無を判断します。
必要に応じて、手術対応が可能な専門医療機関へ速やかにご紹介いたします。
